「人形作家kaoの幻想世界展」

第25回「キャトランドーレの世界を語る」にご出演いただいたkao/堀内薫さんの地元・長野での展示のお知らせです。

木を削り出して作る 猫型妖精~キャトランドーレ~
人形作家kaoの幻想世界展

2010年4月17日(土)~7月6日(火)

世界の民族人形博物館
http://www5.ocn.ne.jp/~su-bunka/doll.htm
長野県須坂市大字野辺1367-1
須坂アートパーク内
9時から5時まで
入館料500円 小学生100円

休館日
4月:無休
5月:26日水曜
6月:2・9・16・23・30日
7月:1日


第41回西荻ブックマーク

2010年4月11日(日)
公開編集会議!
『リテラエ・ウニヴェルサレス』は謎だらけ?

出演:武村知子・山本貴光・白井敬尚・郡淳一郎
司会:木村カナ
会場:今野スタジオマーレ
開場:16:30/開演:17:00
料金:1500円
定員:30名
要予約

アクセス即強制フル・スクリーン化! 1パネル=10万ピクセル四方! 行頭・行末禁則すべてoff! 元ネタはBARBEE BOYSって……いったい、この人たちは何がやりたいのか? いま、インターネットでいちばん前衛的で高踏的で難解な人文主義サイトのメンバーによる第1期総括&公開編集会議。第1回日本語文学大賞授与式を併催。

リテラエ・ウニヴェルサレス
http://litteraeuniversales.net/

ユニット・アンパサンド、襲来。
百学連環の計をもってして、
西荻高架下に東南の風は吹くのか!?

武村知子(たけむら ともこ)
文学者・一橋大学大学院言語社会研究科教授(メランコロジー)。1963年生まれ。著書:『どろろ草紙縁起絵巻』『日蝕狩り ブリクサ・バーゲルト飛廻双六』。

山本貴光(やまもと たかみつ)
文筆家・ゲーム作家。1971年生まれ。著書:『デバッグではじめるCプログラミング』。共著:『心脳問題』『問題がモンダイなのだ』『ゲームの教科書』。

白井敬尚(しらい よしひさ)
グラフィック・デザイナー。『アイデア』誌アート・ディレクター。1961年生まれ。共著:『欧文書体百花事典』『日本の近代活字』『文字講座』ほか。

郡淳一郎(こおり じゅんいちろう)
オルタナ編集者・ミームデザイン学校講師。1966年生まれ。編集書:『知恵蔵裁判全記録』『足穂拾遺物語』『インディペンデント・プレスの展開』ほか。

撮影:大沼ショージ

木村カナ(きむら かな)
アヴァンポップ文学者。1974年生まれ。2006年の第1回より西荻ブックマークにスタッフとして参加。共著:『KAWADE道の手帖 尾崎翠』ほか。


ご来場ありがとうございました!(第40回西荻ブックマーク「英国で本と暮らす」)

漱石の渡英後110周年となる今年。第40回の出演者は、渡英後30周年を迎えた恒松郁生さん。ロンドン漱石記念館館長、大学教授、執筆家、翻訳家として国内外で広く深く活躍されています。

土曜マチネーの今回は、初夏を先取りしたような陽気を強風が吹き抜ける一日でしたが、開場時間前に早くもお客様の姿が。恒松さんのトークがやっと東京で聞ける、その期待の高さは、開場後ほどなくして満員になった様子からも伝わってきました。

15時開演、年齢層はやや高め、西荻ブックマークらしからぬ(?)雰囲気の中、恒松さん登場。パソコンの画像をプロジェクターで映しながら説明する形で、前半は漱石関連をトピックに幕が開きました。

専門的になりがちなテーマにあって、随所にちりばめられたユニークなトリビアは、良いアクセントでした。漱石とステッキの奇妙な関係、「漱石全集」内のとんでもない誤表記、宮崎駿氏の残念なサイン色紙、「英国での楽な職業ランキング」などの話に、思わず吹き出す方も。とりわけ、『吾輩は猫である』のモデルとなった猫の絵と英国人画家、『草枕』を”The Three-Conered World(三角形の世界)”と訳したアラン・ターニーなどなど……なじみの薄い人物が出た際は、余談でも好奇心をそそる材料となり、時には満場の笑いを誘うスイッチにもなりました。

膨大な資料収集は、恒松さんの独力によるという事実には驚くばかり。研究は「徹底的にやる」の言葉通り、研究対象と関連する人物については生涯を調べ、お墓を確認したところでリサーチは終わるのだそうです。かつての英国社会保障制度のスローガン「揺りかごから墓場まで(”from the cradle to the grave”)」を字義通り実践し成果をおさめるバイタリティに、あきらめに近いうらやましさを覚える前半でした。

休憩時間も、お客様の質問に応じていた恒松さん。そのまま後半へ。テーマこそ英国古書店事情でしたが、サマセット・モームの著作「人間の絆(”Of Human Bondage”)」がサブタイトルとしてぴったりな内容でした。恒松流の古書購入方法をトピックに再開。

どうしても必要な本がある。古書店やネットでは見つからない。クリスティーズやサザビーズでも出品されない。ではどうするか? 「呼ばれたお茶は絶対に断るな」の精神で、稀覯本があるとされる地域へ行き、人と会い、お茶の席にお邪魔する。つまりは草の根活動。誰にでもできそうなこの方法も、実は多岐に渡る情報の取捨選択に基づいているのです。曰く、「一つのものばかり見ていては駄目」。日本人の緻密さ、イギリス経験論者のような思慮深さ、そしてアメリカ人並みのプラグマティックな行動力でもって北へ南へ。

結果、人は人を呼ぶ。ホテルでひっそり開催されるブックフェアの常連古書店主、オックスブリッジの教授以上の知識を持つ「古書ディーラー」、全国を奔走するバイヤー(”runner”)――ここから枝分かれ式に拡がるのは言わずもがなのことです。売値のラテン語暗号表記の秘密や古書を安く買うコツを明かして下さってから、最後はやはり人とのつながりを描いた、あの作品の話題。

古書店主と一人の客との交流を描き、映画化もされた『チャリング・クロス街84番地』。その続編とも言える”The Duchess of Bloomsbury Street(ブルームズ・ベリー街の貴婦人)”の翻訳に際して行った、リサーチの顛末にも触れてくれました(もちろん著者ヘレン・ハンフのお墓も)。翻訳は順調に進んでいるとのこと。その本を通してどんなつながりが芽生えるのか、今から楽しみでなりません。

盛りだくさんな内容とメリハリの利いたトークに時間を忘れた頃、拍手とともに幕となりました。展示品の一冊”The Philobiblon of Richard de Bury ”にも劣らぬ本への愛情を感じ取ることができた上に、「墓マイラー」としての意外な一面も発見できた第40回でした。

年内に新刊書が出る予定です。恒松さんの「本と暮らす」活動内容にブックマークを。

スタッフ:丹野


nbmチラシ最新版出来!


文庫本のカバーとしてご利用いただけます!!

デザイン:原田史子


hand今後のイベント情報はこちらから!!
イベント情報

配付場所:

  • 古書 音羽館(西荻北)
  • BASARA BOOKS(吉祥寺)
  • 古書さんかく(吉祥寺)
  • よみた屋(吉祥寺)
  • 百年(吉祥寺)
  • FALL(西荻北)
  • ……随時追加……


第5回「ちいさな古本博覧会」

デザイン:田中聡美

第5回 ちいさな古本博覧会

2010年4月10日-11日(日)
10時-18時
西部古書会館
杉並区高円寺北2-19-9 [Googleマップ]
公式ブログ:http://expo.collabonet-project.com/

昭和[懐新]カルチャー

戦前から、戦後、半世紀以上の長きにわたり、さまざまな文化が生まれては消え、めまぐるしい変遷を繰り返してきた昭和。
エロ・グロ・ナンセンスで明け、戦時色に染められ、カストリ文化の時代を経て高度成長、出版ブーム、そして、アングラ、カウンター・カルチャーへ……。
面白くて、不思議で、懐かしくって、新しい。
各参加古書店が、独自の視点から、昭和の「懐かしいのに、新しい」本を持ち寄り、販売します。
あんなこんな昭和の姿、本を通じて感じてみてください。

» 第5回ちいさな古本博覧会ウェブページ


[スペシャル・イベント](会場:西部古書会館)

根本敬トーク・イベント(聞き手:手塚能理子)
「昭和のカルチャー、漫画、そしてガロ」

「ガロ系」と呼ばれる作家のなかでも、極北に位置し、特殊漫画家と自称する根本敬氏が、元ガロ副編集長の手塚能理子氏を相手に、昭和40年代、ひとつの象徴的時代を切り開いたガロを切り口として、「昭和」、「漫画カルチャー」について語ります。

4月10日(土)
19:00 (18:30開場)
入場料:1000円(要予約) » ご予約はこちらから
定員 50名
※終了後サイン会あり


[ガレージ・ライブ] (会場:西部古書会館・屋外駐車場スペース)

4月10日(土)
14時 オグラ(インチキ手廻しオルガン)
16時 Pippo(文系 Fantasic Singer)


[サテライト会場企画](会場:茶房高円寺書林 http://kouenjishorin.jugem.jp/
「平山亜佐子セレクション 不良少女の匣」

『明治 大正 昭和 不良少女伝』(河出書房新社)の著者・平山亜佐子が選んだ注目の古本を中心に、女子のための古本を展示即売。

4月10日(土)
15時 2525稼業+高橋裕 ライブ
入場無料/1ドリンクオーダー制