nbmスタッフアンケート2010

質問

1. 2010年の西荻ブックマークで印象に残っている回を教えてください。

2. 2010年に特に印象に残った本をめぐるあれこれを教えてください。

3. 2011年に注目したい本をめぐるあれこれを教えてください。


回答


小野塚 力木村カナ加藤亜希子

※到着順


小野塚 力

同人誌『某』『FANTAST』所属。ダンセイニ研究誌『PEGANALOST』評論担当。

1. 2010年の西荻ブックマークで印象に残っている回

歌人の東さんをお迎えした回しかお手伝いできてませんが、短歌の面白さ、難しさを感じました。


2. 2010年に特に印象に残った本をめぐるあれこれ

夏葉社さんによる『昔日の客』復刊です。何回よみなおしたかわからないくらい読みました。

あとは、世田谷美術館の北園克衛をめぐる展覧会。興味深い内容でした。

あとは、『新版左川ちか全詩集』がでたこと。

日本ファンタジー大賞受賞作家西崎憲さんのひさびさの第ニ作『蕃東国年代記』がでました。ちょっと不思議な感覚の短編集です。文章は素晴らしい。


3. 2011年に注目したい本をめぐるあれこれ

まずは2月のブックマークです。小出版社の冒険ともいうべき話でおもしろそうです。

西荻文学散歩も見逃せないです。私も参加してます。


同人誌『片影』3号が近々でる予定。kaoさんの長編小説「水晶散歩」は急展開をむかえています。私は星新一論。新しく連載陣には松本楽志さんをむかえ、超短編にかんするコラムを連載開始。未谷おとさんはラヴクラフト論の続きを。

『ファンタスト』最新号が去年年末にでました。音羽館さんで購入可能です。特集は都市空間とファンタジー。

あと、最近西荻にできた、ブックカフェbecocafeは料理も飲み物もおいしく、居心地よいのでお勧めです。ミシェル喫茶室はデルタミラージュに行ったような贅沢な気持ちになれる喫茶店です。


木村カナ

nishiogi-bookmark.orgtwitter@nbookmarkの中の人。
『ドノゴトンカ』同人、『ドノゴトンカ ウェブ版』発行人。
フリーペーパー『西荻丼』『こ・ら・ぼん』にも参加しています。

1. 2009年の西荻ブックマークで印象に残っている回


2. 2009年に特に印象に残った本をめぐるあれこれ

  • 佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』(河出書房新社)
  • 「森鷗外と娘たち展」(世田谷文学館)
  • 『季刊 レポ』創刊
  • 笙野頼子『金毘羅』(河出文庫)、「小説神変理層夢経・序 便所神受難品」(『文藝』秋~冬季号)、「小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神」(『すばる』9~10月号)
  • 日本橋ヨヲコ『少女ファイト』(講談社)
  • 川崎賢子『尾崎翠 砂丘の彼方へ』(岩波書店)
  • 平出隆『鳥を探しに』(双葉社)
  • 黒岩比佐子『パンとペン』(講談社)
  • 山本貴光『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)
  • テレビアニメ『四畳半神話大系』


3. 2011年に注目したい本をめぐるあれこれ

『ドノゴトンカ Donogo-o-Toknka』創刊号! ウェブ版もがんばります!!! 今後の展開をお楽しみに。

新企画「西荻文学散歩」も楽しみのひとつ。

6月の西荻ブックマーク「西荻こけし祭り」もよろしくお願いします。


高遠ブックフェスフェスティバル公園de本の楽市hQh presents Taroupho School Fontasy Nightなど、2010年もいろいろやってました。

2011年も5月に高円寺での大きなイベントが控えていたりします。近日中に告知開始予定。

あれやこれやのお手伝いも、面白いし楽しいし勉強になるし、でやりがいは感じているのですが、その一方で、自分の仕事も全力でやらないとダメダダメダダメダー!とつくづく思う今日この頃。


加藤亜希子

12年前、出版業界に入ったそのきっかけは、書店員でした。現在は出版社で書店営業の仕事をしています。

1. 2010年の西荻ブックマークで印象に残っている回

6月の43回9月の45回10月の46回


2. 2010年に特に印象に残った本をめぐるあれこれ

新刊はあまり読んでませんが…(刊行時期順)

  • 『日本思想という病 なぜこの国は行きづまるのか?』 芹沢一也・荻上チキ編 (光文社)
  • 『観じる民藝』 尾久彰三 (世界文化社)
  • 『昔日の客』 関口良雄 (夏葉社)
  • 『海炭市叙景』 佐藤泰志 (小学館文庫)
  • 『切りとれ、あの祈る手を』 佐々木中 (河出書房新社)

※『観じる民藝』は、5月に横浜そごう美術館で開催された「観じる民藝」展の公式ガイドブックを兼ねています。
本に出たほとんどの骨董が会場に飾られていて、読み返すと期間中に何回も足を運んだ展示会場とおかれた展示物がはっきりと思い出されます。


2010年は、仕事がらみで某中堅2社の共同文庫フェアに、自身の推薦が通って帯にコメントを書いたことから始まり、NBMのイベントレポートなど、“文章を書く機会が多かった”のですが、それらは今までの人生の中でも特筆すべき事です。

今まで文章を書いてそれが何らかの媒体とか紙モノに載ることはほとんど無かったので…

昨年依頼を頂いた某ブログへの寄稿にきちんと手を付けたいです。

…今まで東京・駒場にある「日本民藝館」の友の会に参加していましたが、昨年秋に東京民藝協会に籍を移動しまして、若い世代に伝えるべくまた自分も経験を深めるためにも動き始めました。そちらでもチョコチョコ文章を書く事がありそうです。

今年はちくま学芸文庫から全3巻の柳宗悦選集が出ますので(既に1巻は出てます)、これは必須です。

2011年は、それらの活動がもう少し活発にできれば…と思っています。