佐藤泰志 連続刊行記念 川本三郎氏×岡崎武志氏トークショー

「今、佐藤泰志文学を語ろう」 

出演:川本三郎氏(評論家) 岡崎武志氏(書評家)

2011年7月22日(金) 18:30~20:00(開場18:00)

場所:東京堂書店 神田神保町店 6階

http://www.tokyodoshoten.co.jp/

参加費:500円(要予約)

電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「佐藤泰志イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。電話 03-3291-5181

» 詳細はこちらから

http://tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=1068



映画『海炭市叙景』アンコール上映

佐藤泰志原作、熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』
6/11(土)~24(金)
ユーロスペースにてアンコール上映!

佐藤泰志作品、続々復刊&文庫化、好評発売中!!


佐藤泰志/映画『海炭市叙景』関連情報

佐藤泰志原作、熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』
5/7(土)~20(金)
下高井戸シネマにて上映!

●2010年度 毎日映画コンクール 撮影賞(近藤龍人)・音楽賞(ジム・オルーク)
海炭市叙景
(2010年/日本/2h32)
監督:熊切和嘉/原作:佐藤泰志『海炭市叙景』
出演:谷村美月/竹原ピストル/加瀬亮/小林薫/中里あき
才能を高く評価されながら自死を遂げた作家・佐藤泰志。彼が故郷、函館をモデルにした“海炭市”を舞台に書いた連作短編小説の映画化。様々な思いを抱えながらさびれた地方都市で淡々と生きる人々。彼らの姿は人間のもつ愚かさ、たくましさ、愛おしさを伝え、誰もが心を揺さぶられる。これは、わたしたち自身の物語—。没後20年にして、絶版だった原作が昨年復刻され、再評価が高まっている。

5/7(土)・5/9(月)~5/13(金)

12:50/3:40/ 6:30~(終9:07)

5/8(日)のみ

12:50/4:05/ 6:55~(終9:32)

12:50の回上映後、熊切和嘉監督によるトークを開催します!

5/14(土)~5/20(金)

モーニング AM10:30~(終1:07)

一般1600円/学生1300円/シニア・火曜みなさま1000円/会員900円

佐藤泰志作品、続々復刊&文庫化!!


ご来場ありがとうございました!(第49回西荻ブックマーク「吉祥寺で出版社を営むということ」)

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西荻窪駅北口から徒歩1分の場所に、都内最古のビリヤード場「山崎ビリヤード場」があります。
2月27日、その2階をお借りして、出版社を営む3人の方々にお越し頂きました。
アルテスパブリッシングの鈴木茂さん、図書出版クレインの文弘樹さん、そして夏葉社の島田潤一郎さん。3社の共通点は、タイトルにもある通り、吉祥寺に事務所を置いていることです。
床がギシッときしむ、懐かしい昭和の雰囲気が漂う部屋に60人以上の方が集まりました。
ちょうど前日の朝日新聞の文化面(全国版)に、島田さんと文さんがご本人の写真とともに取り上げられた、という嬉しい話もあり、記事のコピーを皆で見ながら、この話題から始まりました。
島田 昨日は興奮した母に8時位に起こされて……過大評価以外の何物でもないです。注文は新たな所からは来てないです。この土日は落ちつきませんでした……。
 二、三の書店からメール注文がありました。あと、知人から数年ぶりに連絡がありました(笑)
鈴木 全国紙には2回広告を載せたことがありますけど、動きはほとんどゼロでした。でも記事に載ったら期待できますよね。
――スタートしてすぐに笑いが起こり、緊張がほどけます。続いて、吉祥寺という場所については一番古いという文さんからこんな話が。
 四谷から5年前に移転してきました。別に吉祥寺でなくてもよかったんですが、交通の便が悪いと、著者や友人も来ないだろうなと思い、結果として吉祥寺になりました。ところが思っていたより吉祥寺は家賃が高かったんです。坪1万円以上。四谷ではマンションの一室でしたが広かったものですから倉庫も兼ねていたんです。今は別の場所に倉庫を借り直している。まあ、経費削減にはなってないんです。
鈴木 もともと音楽之友社という出版社にいたのですが、同じく編集をやっていた木村という元同僚と二人で立ち上げました。登記上の本社は木村が住む稲城市にしてあります。最初は月曜社さんのように、それぞれの自宅をオフィスにしていたのですが、スタッフを一人雇い、またお客さんも呼びづらいということもあって、ネットでたまたま見つけたのが、いまの事務所兼ぼくの自宅です。住宅街の中のふつうの一軒家なんです。
島田 僕は駅から近いところに分譲マンションの1室を借りています。しょっちゅう、ブックス・ルーエ、リブロ、ブックファーストに行っています。神保町で毎日棚を眺めているのと、吉祥寺で毎日棚を眺めているのでは、つくるものが変わってくると思う。
鈴木 神保町はうちのスタッフが通勤するにはちょっと遠いんですよ。定期代もバカになりませんしね。それと新しい出版社なので、従来と違うイメージを持ってもらえればとも思ったんです。

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第49回西荻ブックマーク

2011年2月27日(日)
「吉祥寺で出版社を営むということ」
~アルテス、クレイン、夏葉社の場合

出演:
鈴木茂(アルテスパブリッシング)
文弘樹(図書出版クレイン)
島田潤一郎(夏葉社)

会場:今野スタジオマーレビリヤード山崎2階

開場:16:30/開演:17:00

料金:1500円

定員:30名50名

要予約

hand定員に達したため、ご予約受付を締め切りました!!

佐藤泰志再評価のきっかけとなった『佐藤泰志作品集』の図書出版クレイン、音楽関連の書籍を精力的に出版するアルテス・パブリッシング、『レンブラントの帽子』『昔日の客』の復刊で話題の夏葉社。

この3つの出版社はいずれも吉祥寺にあり、大手出版社の苦戦が伝えられるなか、小規模ながらも読者の支持を受けている出版社です。その方々に起業までの経緯や、小さな出版社ゆえのメリットや難しさ、将来への展望などを赤裸々に語っていただきます。

鈴木茂(すずき・しげる)

株式会社アルテスパブリッシング代表取締役。片山杜秀『音盤考現学』『音盤博物誌』が2008年、第30回サントリー学芸賞、第18回吉田秀和賞を受賞。
http://www.artespublishing.com/

文弘樹(ぶん・ひろき)

図書出版クレイン代表。現在公開中の映画『海炭市叙景』の原作が収められた『佐藤泰志作品集』を2007年に出版、佐藤泰志再評価を決定的にし映画化の引きがねになる。
http://www2.ttcn.ne.jp/~crane/

島田潤一郎(しまだ・じゅんいちろう)

株式会社夏葉社代表取締役。2010年、『レンブラントの帽子』『昔日の客』の復刊により、多くの読者から絶賛を浴びた。今年その第三作目が期待されている。
http://natsuhasha.com/