長編『死の棘』で知られる作家・島尾敏雄と妻・ミホの出会いと恋を描いた
映画『海辺の生と死』が、7月29日より公開されます。同じく7月には、南相馬市の
埴谷・島尾記念文学資料館が再開館1周年を迎えます。これを記念して、敏雄・ミホの
文学と映画をめぐる連続トークイベントを杉並で開催することとなりました。
各回のホストをつとめるのは『海辺の生と死』の監督・越川道夫氏(杉並区在住)、
第二回目の西荻ブックマークでのゲストは梯久美子氏、角田光代氏です。
ご予約につきましてはこちらのメールフォームをご利用ください。
【日時】2017年7月22日(土)16:00 – 18:00
【参加費】1000円
(『海辺の生と死』ゆかりの料理を500円で販売予定)
定員 70名
梯久美子(かけはし・くみこ)
ノンフィクション作家。2016年刊行の『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』で
読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。映画『海辺の生と死』では、脚本監修を担当。
その他の著書に『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』など。
角田光代(かくた・みつよ)
作家。大学在学中に作家デビューし、2005年、『対岸の彼女』で直木賞受賞。
著書に『キッドナップ・ツアー』『空中庭園』『八日目の蝉』『紙の月』など多数。
2017年4月号の「新潮」に「深い森 梯久美子『狂うひと』私的感想文」を発表。
※写真:三原久明氏
越川道夫(こしかわ・みちお)
映画プロデューサー、映画監督。助監督、劇場勤務、映画配給会社でのヨーロッパ映画の
宣伝・配給を経て、1997年に映画制作・配給会社スローラーナーを設立。
『海炭市叙景』(熊切和嘉監督、2010年)、『かぞくのくに』(ヤン・ヨンヒ監督、2012年)などを
プロデュース。『海辺の生と死』は、2016年の 『アレノ』 につづく 2作目の監督作品。