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日時:2016年1月30日(土)
開場:16時30分
開演:17時
終演:19時(予定)
会場:信愛書店en=gawa(リンク先に地図あり)
料金:1,500円
定員:30名
第47回西荻ブックマーク「70年代はやっぱり劇画の時代だった」にご出演いただいた、元編集者の橋本一郎さんが、
担当編集者として見た手塚治虫との日々を描いた回想録『鉄腕アトムの歌が聞こえる 手塚治虫とその時代』(少年画報社)を
刊行されました。
「鉄腕アトム」アニメ化~劇画の隆盛、虫プロの倒産~「ブラックジャック」での復活、と波瀾万丈だった手塚の60~70年代、
編集者として手塚と時代を併走した橋本さん。
同書は、TVアニメ版『鉄腕アトム』の誕生秘話や、人間味あふれる手塚の記憶、一癖も二癖もある個性的な「手塚番」の
編集者たち……戦後マンガ史の一面を知る貴重な資料であり、同時に無類に楽しい読物でもあります。
今回は、橋本さんに天才・手塚との付き合いや、手塚の周囲に集った出版人たちのエピソードをたっぷりうかがいます。
聞き手は、47回にも出演していただいた編集者・赤田祐一さんです。
出演:橋本一郎/元少年画報編集者。「サンコミックス」創刊編集長
赤田祐一/編集者。「クイックジャパン」創刊編集長。現在は「スペクテイター」編集部に在籍
私は4年半がかりで『鉄腕アトムの歌が聞こえる』を書き上げました。
そして帯の惹句を頼まれたとき、ためらわず
「あの天才の熱筆する姿を見た。心が震えた。凄すぎる。
手塚ほどマンガを愛し、マンガに愛された男はいなかった」
という原稿を渡しました。
手塚先生とは63年、鉄腕アトムの主題歌をソノシートしてミリオンセラーになったのに始まり、
『増刊ヤングコミック』に75年1月まで「鉄の旋律」を連載したおつきあいになります。
私が居合わせた、その創作現場を見たままに私自身の言葉で語りたいと取りかかったのです。
それはイカロスの挑戦のようなものだったかもしれません。
そこで私があらためて気づいた手塚の素晴らしさや凄さ、またどうしても書けなかったことなど、この際、
心のままに熱く語りたいと思っています。ぜひお出かけください。
橋本一郎