第65回ブックマークは、末永昭二さんと岡崎武志さんによる「奇想・アクション・ナンセンス 知られざる貸本小説の世界」。昭和30年代に隆盛を誇った貸本屋と、主にそこで流通していた「貸本小説」の魅力をガイドしていただきました。
水木しげるやさいとうたかをを生んだ貸本マンガにくらべ、実態がほとんど知られていない貸本小説。このジャンルの研究で第一人者として知られるのが末永さんです。
1964年生まれの末永さんは、貸本屋全盛期を実際には体験していません。にもかかわらず、なぜこの世界に入りこむことになったのか。トークの前半は、末永さんの故郷・福岡での幼少年期の体験と記憶を、岡崎さんが聞き出す展開に。