フリーペーパー「こ・ら・ぼん」vol.7 できました!

フリーペーパー『こ・ら・ぼん』秋の特別号
高円寺を中心に配布中です!

こ・ら・ぼん vol.7 2011秋号
特別号 2011年10月18日発行

特集

「本のまち」高円寺マップ付き!
秋のブックイベント2011

第8回ちいさな古本博覧会
本の楽市@高円寺フェス

読書ガールには、中央線がよく似合う。

イシトヤチグサさん(ブクブク交換読書ガール)/小出ゆきみさん(livre enchante)/田島徳子さん(呑み処ちんとんしゃん)/野中モモさん(Lilmag)/吉田香楠子さん&南佳奈江さん/道前宏子さん(六次元)/原田史子さん(gallery cadocco)

連載

狩野かおり(コクテイル書房)「文士の、厨房。」第2回 オノ・ナツメ「ツナ・モルネー」
竹林省悟「koenjin」第2回 篠部洋介さん

西部古書会館古書即売展スケジュール 2011年10月~21012年3月
【広告】第8回「ちいさな古本博覧会」
北中大学&こ・ら・ぼん連携トーク・イベント「100年前のモダンが、今、新しい」 出演 : 淺井カヨ(日本モダンガール協會主宰)

高円寺ひみつ結社「高円寺みやげ」
「第4回ふるほん日和」

発行/楽市・本屋の会 Collabonet Project
アートディレクター/柴田ユウスケ(soda-design)
デザイナー/柴田ユウスケ、和田昭一(PASS)、吉田香楠子
写真/小野田麻里、阪.中雄貴、竹林省悟

西荻でも、盛林堂書房、信愛書店、gallery cadocco 他で手に入ります!

ご来場ありがとうございました!(第54回西荻ブックマーク「本と怠け者と働き者」)

第54回西荻ブックマークの出演者は、9月上旬に初の文庫本となる『本と怠け者』(ちくま文庫)を出されたばかりの荻原魚雷さんと、その巻末解説を書かれた岡崎武志さん。
魚雷さんとは十数年来の知り合いである岡崎さんの巧みな進行のもと、魚雷さんの知られざる素顔が次々と明かされていきました。
まずは、魚雷さんの新刊『本と怠け者』の紹介から。
『ちくま』に連載していた当初は、怠け者をテーマにしていたわけではなかったそうですが、連載を振り返ってみると“怠け者”や“アル中”など“社会不適応”の作家の割合が多かったとのこと。
「作家の育った環境・境遇がその作風に与える影響について興味があります。山田風太郎が『人生の色調』と言っているんですが、彼の作品にも両親を早くに亡くしたことで得た視点が表れているように思います」

という魚雷さんのお言葉が印象的でした。

岡崎さんのリクエストで、『本と怠け者』にも引用されている石原吉郎の『世界が滅びる日に』を朗読する一幕も。
話題は一転して、魚雷さんの仕事観やユニークなアルバイト歴の話に。
「接客業は無理。『いらっしゃいませ』『ありがとうございます』を愛想よく言える人を尊敬する」
「図書館のデータ入力作業は天職だと思った。やっているうちに無の境地になれる。しかも、ノルマを終えた後は本を読み放題」
など、次から次に飛び出す魚雷さん節に会場からもたびたび笑い声が起こります。
その後も、酒好きになったきっかけについて、上京した頃のエピソードについて、22年間住んでいる高円寺での引っ越しについてなど、お二人のトークは淀みなく続きました。
休憩を挟んで後半は、お二人が持参した古本をご紹介していただくとともに、西荻漥の古書店「音羽館」でお二人がセレクトした均一本や直筆の色紙が抽選で配られました。
魚雷さんが色紙に認めた一言があまりに魚雷さんらしいので、ここに引用させていただきます。

ここではない どこか遠くへ行きたいが
どこか遠くに行くのは面倒くさい
即売会で大いに盛り上がった後は、東日本大震災後の話に。
震災当日は京都に出かけていたという魚雷さん。
携帯電話が通じない状況下で、出版社に勤めている奥さんに連絡をとるためにブックオフに駆け付けたというエピソードに、「何でブックオフやねん」と岡崎さんからツッコミが入ります。
「ブックオフは自分でも名案だと思ったんですよ」
という答えが場内の笑いを誘い、2時間のトークは幕を閉じました。
※何故ブックオフだったのかはお考えください。
魚雷さんの飄々とした魅力と温かさのある人柄を存分に堪能できた2時間だったのではないでしょうか。

(スタッフ:塚田)


第54回西荻ブックマーク

本と怠け者2011年9月25日(日)
ちくま文庫刊行記念トークイベント
魚雷vs岡崎
「本と怠け者と働き者」
ちくま文庫ブラザーズ・トークショー
荻原魚雷×岡崎武志

会場:今野スタジオマーレ
開場:16:30/開演:17:00
料金:1500円
定員:30名
要予約

九月上旬に発売された『本と怠け者』は雑誌「ちくま」 の連載に「震災後日記」他をくわえた文庫オリジナルのエッセイ集です。
今回は巻末解説を書き、先日同じちくま文庫から『女子の古本屋』を出された岡崎武志さんをお迎えし、魚雷×OKATAKEの中央線黄金コンビによる古本談義を堪能していただきます。

活字と自活荻原魚雷(おぎはら ぎょらい)
1969年三重県生まれ。文筆業。著書『活字と自活』(本の雑誌社)『古本暮らし』(晶文社)など。

文壇高円寺 http://gyorai.blogspot.com/

女子の古本屋岡崎武志(おかざき・たけし)
1957年大阪生まれ。書評家、フリーライター。『女子の古本屋』(ちくま文庫)『あなたより貧乏な人』(メディアファクトリー)など著書多数。

okatakeの日記 http://d.hatena.ne.jp/okatake/

第54回西荻ブックマーク「本と怠け者と働き者」

テキスト・イラストともに岡崎武志さん



「こけし浄瑠璃 はなこのおむこさん」

こけし浄瑠璃 はなこのおむこさん

~こけし浄瑠璃~
「ふみはずしたにんぎょう展」特別企画公演

日時:2011年10月19日(水) 19:00 open 19:30 start

場所:庚申文化会館 会議室2+3
〒166-0002
 東京都杉並区高円寺北3-34-1
http://www.koshin-bunka.com/

料金:3,500円(当日)3,000円(前売り)学生 2,500円

チケット申し込み:kokeshijoururi@gmail.com (こけし浄瑠璃実行委員会)

お問い合わせ:kokeshijoururi@gmail.com(こけし浄瑠璃実行委員会)

<こけし浄瑠璃とは?>
浄瑠璃(じょうり)は、日本の伝統的な「語り物」芸能のひとつで、語り手が三味線の伴奏によって物語を語り、歌っていきます。その調べにのせて、人形遣いが人形で物語を演じるのが人形浄瑠璃です。
今回のこけし浄瑠璃のために、山形県山寺のこけし工人、石山和夫氏が新作を製作しました。
山寺に伝えられた夜行念仏、山形民謡、そしてアラブ民謡を、こけしを遣いながら、新作の物語通して演じてゆく、和風音楽劇です。

<あらすじ>
若くして亡くなった「はなこ」。残された家族は、はなこの歯を埋めるため、山寺の山に登っていきます。しかし妹の「さくら」は、親からはぐれてしまい、こけし売りのおじいさんに出会います。そこで「さくら」は、お姉さんそっくりのこけしを、おじいさんから一日だけ借りることに。そのこけしといっしょに遊んでいるうちに、「さくら」はお姉さんのお婿さんを見つけるために遠い西の国へと旅を始めます…。

原作・脚本:桜井真樹子
音楽:桜井真樹子、田中悠美子
出演:桜井真樹子(語り、歌、こけし遣い)、  田中悠美子(浄瑠璃、三味
線)、  藤木友美(語り、歌)、  徳久ウィリアム(カルグラ、語り)、立岩
潤三(ダラブカ)、小濵明人(尺八)
こけし制作:石山和夫
絵馬・行灯制作:吉田晁子
山形方言指導:藤木友美

デザイン・美術協力:軸原ヨウスケ
制作:渡辺こけし 制作協力:保科哲資

協力企画:茶房高円寺書林 http://kouenjishorin.jugem.jp/
主催・企画:こけし浄瑠璃実行委員会

» 詳細はこちらから
こけし浄瑠璃 はなこのおむこさん
http://kokeshijoururi.blogspot.com/