2008年1月20日(日)
第20回西荻ブックマーク
ザ・メイキング・オヴ・『足穂拾遺物語』
――刊行前夜祭
会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)
定員25名 要予約
稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した『足穂拾遺物語 The Uncollected Writings of Inaguaqui Taroupho』(2月7日、青土社刊)のワールド・プレミア。本書の編者・校訂者・デザイナー・編集者・校正者が、鬼気迫る蒐集の苦心談から『スマイル』もしくは『ポンヌフの恋人』的制作過程まで、「タルホを本にすること」をめぐって徹底討議します。
見本を世界初公開&貴重資料の配布あり。お申し込みはお早めに!
美術家・稲垣足穂研究家。1958年生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒、サロン・ド・プランタン賞受賞。同大学院視覚デザイン専攻修了。『稲垣足穂全集』第13巻に編集協力。稲垣足穂研究誌『ファンタシウム層発掘ノート』1・2を発行。論文に「「美しき学校」を巡って」(『ユリイカ臨時増刊総特集稲垣足穂』青土社)、「同人誌」(『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』平凡社コロナ・ブックス)など。
高橋孝次(校訂+編集協力)
日本近代文学・千葉大学文学部講師。1978年生まれ。「「稲垣足穂」の文学的研究イメージと痕跡をめぐって」で文学博士号を取得。論文に「稲垣足穂『弥勒』論」(『日本近代文学』71集)、「哲学書は美しき肉体の如くに」(『ユリイカ増刊 稲垣足穂』)、「ヴァリアント」(『稲垣足穂の世界』)、「研究動向 稲垣足穂」(『昭和文学研究』55集)ほか。ウェブサイト「イナガキ・タルホ・スタディーズ」管理人。
イナガキ・タルホ・スタディーズ http://taroupho.icurus.jp/
羽良多平吉(書容設計)
グラフィック・デザイナー。1947年生まれ。足穂関係の装幀書に『遊野尻抱影・稲垣足穂追悼号』(工作舎)、『虚空頌』(二十一世紀社)、『月球儀少年』(立風書房)、『一千一秒物語』(講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞、透土社)、『星の都』(マガジンハウス)、『タルホ・フューチュリカ』(ボイジャー)、『足穂映画論』(フィルムアート社)、『薄い街』(リョービ)、『ユリイカ増刊 稲垣足穂』など。
郡淳一郎(編集)
オルタナ編集者・近畿大学四谷アート・ステュディウム講師。1966年生まれ。編集書に『足穂映画論』、武村知子『どろろ草紙縁起絵巻』(フィルムアート社)、堀潤之訳注『ゴダール 映画史テクスト』(愛育社)、松本圭二『詩篇アマータイム』(思潮社)、鈴木一誌ほか『知恵蔵裁判全記録』(太田出版)、矢川澄子『いづくへか』(筑摩書房)、『ユリイカ』(2004-05年編集長)、吉田アミ『サマースプリング』(太田出版)など。
木村カナ(校正)
アヴァンポップ文学者。1974年生まれ。論文に「二十一世紀文学少女・覚書」(『ユリイカ特集文化系女子カタログ』)、「主要作品解題「私は文学者だよ」」(『ユリイカ 特集森茉莉』)、「東西地図/拝読曼荼羅」(『文藝特集笙野頼子』)ほか。ウェブサイト「山梔」「RESTLESS DREAM」管理人。西荻ブックマークに第1回よりスタッフとして参加、『第七官界彷徨』上映会、高原英理×小谷真理トークイベントを企画。