ご来場ありがとうございました!(第68回西荻ブックマーク「『草子ブックガイド』のつくりかた」)

第68回西荻ブックマーク

こけし屋別館にて開催された第68回西荻ブックマーク『草子ブックガイド』2巻刊行記念イベント60名弱の方が、お忙しい中、駆けつけてくださいました。
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岡崎武志さんが聞き手となって、玉川重機さんの生い立ちからさかのぼりました。
高知生まれの玉川さんが何故か、舟に乗っている写真、玉川さんのご家族が一緒に写っ
ているものなど、貴重な写真をいくつも織り交ぜながら、滑らかに話は進んでいきました。
小学生の頃から、漫画を描き始め、高校時代は美術部とプロレス部両方やっていたという
玉川さんが、美術部での想い出も語ってくださいました。

浪人して美大を受験するも落ち、玉川さんは本格的に漫画家への道へと進んでいきま
す。『金田一少年の事件簿』のさとうふみやさんのアシスタントになり、そこで頑張るかたわら、初めて連載を勝ち取ります。しかし、最初の連載から、次へとトントン拍子に連載が決まらず、派遣のバイト、掃除のバイトをしたり、また、さとうふみやさんを含め、色々な方のアシスタントをやりながら、それでも漫画だけは諦めなかった下積み時代。
他のアルバイトでも真面目で、手を抜かなかったという玉川さんの仕事に対する真摯な態度がうかがえます。
第68回西荻ブックマーク西荻在住の玉川さんならではの西荻の町情報もいろいろと出てきました。『草子ブックガイド』2巻にも出てくるたこ焼き「たけちゃん」や、朝市についても語ってくださいました。
『草子ブックガイド』でとりあげる本は、大体、玉川さんのセレクトですが、『夏への扉』(第2巻参照)は、編集者のご意見で採用されたとのことでした。
後半、この編集者さんも少し、登壇し、お話を伺いました。
純文学好きなこの方は、「草子」をやりたいと熱望して、実現したそうで、いいお話だなと感じました。
どんな本だったかな、ともう一度読んでみなきゃと思うような本をとりあげ、2日くらいで一気に読み込んでいくそうです。たった2日で!と玉川さんのすごさに驚かされます。
最後に草子の父がどうなっていくのかとの質問にもちょっとだけ、お答えくださり、草子ファンとしてはますます、続きが楽しみだなと思いました。

ますく堂 増田)

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