IDEA No.354 : 日本オルタナ出版史 1923-1945 ほんとうに美しい本

第19回・第41回西荻ブックマークにご出演いただいた編集者、郡淳一郎さんによる、雑誌『idea(アイデア)』354号(特集:日本オルタナ出版史 1923-1945 ほんとうに美しい本)が発売中です。

関東大震災(1923年9月1日)と敗戦(1945年8月15日)。日本人の精神史に強い影響を与えた二つの出来事に挟まれた時代は,日本における出版の青春期でもあった。時代を駆け抜けたインディペンデントでオルタナティヴな出版人たちの可能性を出版の未来へとつなぐ総力特集。

ご来場ありがとうございました!(第63回西荻ブックマーク「わたしとお店とその日常 女性店主トーク」)

第63回西荻ブックマーク

ひぐらし文庫(原田真弓さん)と蟲文庫(田中美穂さん)のトークイベントが、こけし屋別館にて6月2日の18時より開催された。
「本屋は死なない」(石橋毅史氏、新潮社)で紹介された原田さんと、「わたしの小さな古本屋」(洋泉社)を出された田中さん。

やや硬い雰囲気でスタートしたものの、原田さんが田中さんに「たくさん聞きたいことがあるんです」とご自分から質問されたあたりから、徐々に硬さもとれていった。
本の内容とはかぶらないようにしつつも、未読のひとたちにも分かるようにと、お2人が本屋を始められた経緯から始まっていく。
田中さんは古本屋を営んで18年。だが、古本屋を開店した当時は、本屋での勤務経験があるでもなく、古本屋で修行したわけでもなく、いきなり、古本屋の世界に飛び込んだ。身近にたくさん、頼れる同業者の知り合いがいるでもなく、手さぐりで始める。