スタッフの小野塚です。
第25回堀内薫さんの回、無事に終了しました。
前半は堀内さんの創作契機となったさまざまな体験談、そして、後半は陶土をつかった実演!!作品も鉛筆画は連作「魔方陣」より同人誌「某」本誌の表紙と裏表紙をかざった作品を含む4作品。立体は新作をふくめて5点をはるばる長野からもちこんでいただきました。惜しむらくは「水晶散歩」の刊行がまにあわなかったこと。すいません。
堀内さんはお話も上手でひきこまれます。
そして、最新の更新情報がUPされました。
10月の古本酒場コクテイルさんの回は、スペシャルゲスト角田光代さんがいらっしゃいます。ぜひ、ご予約を。
11月の回は地味ですが、作家佐藤泰志さんにまつわるトークショーです。
クレインからでた作品集でわたしが印象的だったのは「海炭市叙景」。
戦後日本の空虚な都市空間をさまざまな人々の視点の総和からうかびあがらせるあの手法と感覚はなかなか印象的です。川本三郎さんの本でも紹介されていたかと。そして、12月の回は、超短編の世界。
ゲストは歌人佐藤弓生さんをおむかえしての対談と後半は作品朗読。
作品募集もはじまっていますので、ふるってご応募のほどを。
私事になりますが、今年正月から8ヶ月ほぼ休み返上で、星新一全短編をよみかえしつつ、星新一論(最長記録100枚!)を書き上げ、「短編」という形式についてずっとかんがえていたのですが、超短編は韻文と散文がまざったところに魅了があるかと。
「韻文は舞踏、散文は歩行」という言葉があります。散文の論理性に韻文の跳躍性が混在しているところに魅力があるのではと思うのです。こうした瞬間性の美、瞬発力の美の魅力について語ることのできる会になればと思います。