「via wwalnuts展」

《via wwalnuts》exhibition

詩人 平出隆によるエクリチュールとしての造本

会  期:2011年7月8日(金) ~ 7月29日(金)

場  所:スパイラルレコーズ(スパイラル2F)

【関連イベント】

講演 ―via wwalnuts はなぜ

平出隆

日  時:2011年7月8日(金) 20:30~

会  場:スパイラルレコーズ(スパイラル2F)

参 加 費:¥1,500 (via wwalnuts 叢書専用の収蔵ボックス2種類の内1 函付き)

定  員: 40 名(抽選)

お申し込み先:via wwalnuts

お申込み締切り: 2011 年6 月27 日(月)

お問い合わせ先:スパイラルレコーズ TEL: 03-3498-1224

本講演は質疑形式となり、講演前に質問を用紙にご記入頂きます。

講演中、via wwalnuts 叢書専用の収蔵ボックスを用いて郵便アートの小ワークショップを行ないます。

ボックスは後日郵送でのお渡しとなります。

*via wwalnuts 社ウェブサイトよりお申し込みください。

抽選のうえ、後日via wwalnuts社より当選落選のメールを差し上げます。

*応募はお1 人様2 名まで、1 回限りとさせて頂きます。

*電話での応募は承っておりません。

*講演はSPIRAL RECORDSおよびSpiral Market閉店後に行ないます。

*ご入場の際はスパイラル1F、ギャラリー横の階段をご利用ください。



築添正生『いまそかりし昔』

いまそかりし昔

第37回「読むこと・歩くこと・書くこと」に出演された京都の扉野良人さんのりいぶる・とふんから、築添正生遺稿集『いまそかりし昔』が刊行されました。

栞に平出隆さんも寄稿されています。

西荻でも古書 音羽館にて販売中です。

築添正生『いまそかりし昔』
りいぶる・とふん 定価2800円(税別)

築添正生(つきぞえ まさみ、1944-2010)

金工家。母は平塚らいてう・奥村博史の長女・曙生(あけみ)。『いまそかりし昔』には祖父母に関する文章も収録されている。


平出隆『鳥を探しに』

第37回「読むこと・歩くこと・書くこと」にご出演をいただいた平出隆さんの新刊『鳥を探しに』(双葉社)が刊行されました。

鳥を探しに

平出隆
鳥を探しに

発売日:2010年01月20日
定価:3,990円 (本体 3,800円)
判型:四六判
ISBN 978-4-575-23685-9

本の紹介
「瞬間を丹念に記憶の中からすくいあげ、連記し、その世界すべての命をよみがえらせた散文の力に、快く屈した」と辛口の評論家に言わしめた名文を、「本物」を待ちわびた読者に。散文・詩集においても数々の賞を受賞した著者が描く二冊目の小説。

» 詳細はこちらから
株式会社双葉社 | 鳥を探しに

» 第37回西荻ブックマーク「読むこと・歩くこと・書くこと」のnbmスタッフレポートはこちらから
ご来場ありがとうございました!(第37回西荻ブックマーク「読むこと・歩くこと・書くこと」)

ご来場ありがとうございました!(第37回西荻ブックマーク「読むこと・歩くこと・書くこと」)

平出隆×扉野良人

第37回西荻ブックマークでは、平出隆さんと扉野良人さんをゲストにお迎えしました。

お二人はもともと多摩美術大学の教師と生徒の間柄。対談の前半はその当時の回想からはじまり、出逢うきっかけとなった詩学の授業について、共に出掛けた大学主催のヨーロッパ旅行について、お二人にとっての旅することと書くことを巡る姿勢についてなど、ときにユーモアを交えながら語り合っていただきました。とりわけ印象的だったのは、これを師弟対談と名しているが実は師は扉野さんであった、ということ。その証拠に、扉野さんは平出さんに、折にふれて「この本を読むように」と入手した本を進呈されていたそうです。ヨーロッパ旅行の際には、扉野さんがローマの古本屋でエズラ・パウンドの豆本を見つけて平出さんに手渡したことがあったそうで、お二人ともそのことをしみじみ述懐されていたのには類い稀なる美しい師弟関係の一端を見た気がしました。

休憩をはさんだ後半では、現在平出さんが執筆中の新作(『鳥を探しに』12月発刊予定)や扉野さんがゼミ時代に制作した冊子などについて話題が展開し、これからの本の流通のあり方にも言及される刺激的な一幕もありました。また、扉野さんがかねてからたずねたかったという『荒地』の詩人に関する記憶も、平出さんから披露されました。平出さんはその殆どの詩人と相対した機会をお持ちですが、曰く、総じて『荒地』の詩人たちは「投げやり」で「非権威的」であった、と仰ります。扉野さんはじめ客席のみなさまにも特に興味深いお話だったのでは、と感じられました。

しかし、この対談のハイライトは、なんといってもお二人が紡ぎ出す言葉と言葉のあいだに、いくたびも沈黙がおとずれたことではなかったでしょうか。2時間という限られた時間のなかで、ともすれば流れを寸断してしまうはずのこの沈黙は、お二人のあいだではもっとも豊穣な「対話」だったように思えます。例えば大げさに言えば、そこに産み落とされた沈黙とは、偉大なる画家セザンヌが制作のプロセスのなかでキャンバスに出現させた「余白」に匹敵するものですらありました。それを目撃することになった私たちの、なんと幸福であったことか……。

お二人は、師弟の枠をこえ、いずれまたどこかで仕事を共にされることがあるでしょう。今回の西荻ブックマークは、その貴重な仕事の誕生を予感させるに十分なものだったように思います。
最後に、平出隆さん、扉野良人さんのゲストのお二人、ご来場くださった方々、スタッフの方々、その他関係してくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

スタッフ:鹿角


第37回西荻ブックマーク

2009年11月15日(日)
第37回西荻ブックマーク

「読むこと・歩くこと・書くこと」
平出隆×扉野良人師弟対談

会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)

定員25名 要予約

満員御礼!!
ご予約人数が定員に達しましたのでご予約受付を締め切りました。

多摩美術大学芸術学科で教鞭をとられている詩人・作家の平出隆さんと、そのゼミのご出身で僧侶・エッセイストの扉野良人さん。

例えば平出さんが「海の背広」という短編で、川崎長太郎から譲り受けた背広をヨーロッパへの旅に持ち出す様子を描けば、扉野さんは「ぼくは背広で旅をしない」というエッセイで、石川啄木や萩原朔太郎の詩歌から背広を着て旅に出かける一節を紹介しつつ“旅に対する時代感覚”の違いを表す―――書かれたときは異なれど、「旅」と「背広」についてわざわざ思いを巡らせて書く、しかもタイトルに記す、というお二人の感性は、師弟関係であること以上の何かを物語っているのでは、と楽しく想像力を刺激してくれます。

「詩と散文」「パサージュ」など、そのほか共有されているキーワードや固有名も引き合いとしながら、ゆるやかに語り合っていただく2時間です。


平出隆(ひらいで・たかし)
1950年、福岡生まれ。著書に、詩集『胡桃の戦意のために』(思潮社:芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(白水社:読売文学賞)、散文集『ベルリンの瞬間』(集英社:紀行文学大賞)、小説『猫の客』(河出書房新社:木山捷平文学賞)など、受賞作多数。また、『伊良子清白』(新潮社:芸術選奨文部科学大臣賞)や『伊良子清白全集』(岩波書店)編纂などによる全業績で藤村記念歴程賞を受賞する一方、三重県鳥羽市に7月に開館した「漂泊の詩人 伊良子清白の家」の展示設計にも深く関わるなど、近年も伊良子清白に関する仕事で活躍中。


扉野良人(とびらの・よしひと)
1971年、京都市生まれ。94年、多摩美術大学芸術学科にて平出隆ゼミで学ぶ。95年、卒業と同時、京都の生家の寺へ戻り僧侶として現在に至る。『sumus』『modernjuice』『CABIN』などへの寄稿をまとめた初のエッセイ集『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)を2008年に上梓。モダニズム探求誌『Donogo-o-Tonka ドノゴトンカ』(りいぶる・とふん)を編集・発行。また2009年6月刊行の季村敏夫との共編著『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(震災・まちのアーカイブ)は、戦争前夜の昭和十年代に活躍したモダニズム詩人、永田助太郎の詩群を現在に問う試みとして編まれた。