田中栞『書肆ユリイカの本』

書肆ユリイカの本

第1回西荻ブックマーク「本を作る―和本と洋本」で講師をされた田中栞さんの著書『書肆ユリイカの本』(青土社)が発売されました。

田中栞
『書肆ユリイカの本』

A5判/270頁/定価2520 円(本体2400 円)
ISBN 978-4-7917-6465-5

小さな出版社の大きな遺産
原口統三、稲垣足穂、那珂太郎、中村稔、飯島耕一、吉岡實、清岡卓行、大岡信、入沢康夫……。燦然と輝く戦後詩人の初期作品を大胆に出版し、現代詩の行方を決定づけた小さな出版社・書肆ユリイカ。その詩集・戯曲・翻訳・雑誌などを幾多の困難も排して徹底追求し、蒐集・鑑賞・調査と、あまりにも巨大なる遺産を自在かつ緻密に愛で尽くした情熱の書。


「古書の日」記念
「書肆ユリイカの本」展

*「書肆ユリイカの本」展

入場無料
会期 2009年10月4日(日)~10月11日(日)10:00~18:00 *会期中無休
会場 東京古書会館2階ギャラリー
東京都千代田区神田小川町3-22
電話 03-3293-0161
http://www.kosho.ne.jp/honbumap/kaikan.html
後援 青土社、東京古書組合

田中栞が10年かけて蒐集してきた、書肆ユリイカの美しい本と雑誌の数々、約330冊を堂々展示します。
中村稔、飯島耕一、中村真一郎、岸田衿子、滝口雅子など、名だたる詩人たちの第一詩集が勢揃い。
本づくりの名手・伊達得夫が世に送った、瀟洒な書物群は、商業出版でありながら、手作り感と工夫に満ち、魅力的な個性を演出しています。
ブックデザインの参考になるアイディアも盛りだくさん!

*田中栞の豆本ワークショップ『『書肆ユリイカの本』の作り方』

(A8判、布表紙角背上製64頁、栞と花布つき)を作ります。
2009年
10月9日(金)14:30~17:00
10月10日(土)10:30~13:00/14:30~17:00
10月11日(日)10:30~13:00/14:30~17:00
受付はそれぞれ10:00、14:00からです。
各回同内容、1回で完成。
初心者向きです。田中がきちんとフォローするので、必ずできます。

会場 東京古書会館2階ギャラリー
参加費3500円(材料費込み、道具貸与)
*要予約 お問合せ・ご予約は田中栞へ
電話045-431-1260
メールkoubaido@cam.hi-ho.ne.jp

*記念トークショー「書肆ユリイカの本、人、場所」

出演 奥平晃一(田村書店店主)×郡淳一郎(元・青土社『ユリイカ』編集長、校閲者)×田中栞
2009年10月5日(月)18:00開場 18:30~20:00
入場無料
会場 東京古書会館内

戦後すぐの時代、神保町の路地裏にあった書肆ユリイカ。
その表通りに位置する神保町の名店・田村書店の奥平晃一氏が、当時の書肆ユリイカを、往年の詩人たちの姿を、はじめて証言する!
古書買い歴30年の愛書家であり、現代詩人たちから全幅の信頼を寄せられているカリスマ編集者・郡淳一郎氏が、詩書界・出版界・古書業界の現状と時代背景について、詳細な解説を展開する。
書肆ユリイカの本の美しさに魅せられ、蒐集と書物調査に10年を費やしてきた田中栞が、
その数々の美しい実例を紹介する。
古書購入テクニックや、本づくり・ブックデザインのヒントも満載、古書の縁で結ばれた3人が、神保町で繰り広げる、画期的な書物トーク!

田中栞日記
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111


第19回西荻ブックマーク

ユリイカ臨時増刊 総特集稲垣足穂2008年1月20日(日)
第20回西荻ブックマーク
ザ・メイキング・オヴ・『足穂拾遺物語』
――刊行前夜祭

出演:高橋信行、高橋孝次、羽良多平吉、郡淳一郎、木村カナ(司会)
会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)
定員25名 要予約
新発見101篇+オマケ2篇+解題・校異600枚 AND MORE! 究極の「タルホ本」はいかに作られたか?
稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した『足穂拾遺物語 The Uncollected Writings of Inaguaqui Taroupho』(2月7日、青土社刊)のワールド・プレミア。本書の編者・校訂者・デザイナー・編集者・校正者が、鬼気迫る蒐集の苦心談から『スマイル』もしくは『ポンヌフの恋人』的制作過程まで、「タルホを本にすること」をめぐって徹底討議します。
見本を世界初公開&貴重資料の配布あり。お申し込みはお早めに!

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