上林暁傑作小説集『星を撒いた街』

第49回西荻ブックマークにご出演いただいた「一人出版社」夏葉社さんより、待望の新刊が刊行!

上林曉傑作小説集『星を撒いた街』

価格:2200円+税/四六判上製/240頁

ISBN 978-4-904816-03-5 C0093

著者

上林曉 (かんばやしあかつき)

一九〇二年、高知県生まれ。本名、徳廣巖城(とくひろいわき)。

東京大学英文科卒。改造社の編集者を経て、作家の道に進む。

精神を病んだ妻との日々を描いた『明月記』(一九四二)、『聖ヨハネ病院にて』(一九四六)、脳溢血によって半身不随となった後に発表した『白い屋形舟』(一九六三)、『ブロンズの首』(一九七三)など、長きにわたって優れた短編小説を書き続けた。八〇年没。

撰者

山本善行 (やまもとよしゆき)

一九五六年、大阪府生まれ。関西大学文学部卒。

古書店「善行堂」店主。関西の情報誌を中心に執筆活動を続ける。

著書に『古本泣き笑い日記』(青弓社・二〇〇二)、『関西赤貧古本道』(新潮社・二〇〇四)、『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社・二〇一〇)、岡崎武志との共著に『新・文學入門』(工作舎・二〇〇八)がある。

書物雑誌「sumus」代表。

収録作は、収録作は、「花の精」、「和日庵」、「青春自画像」、「病める魂」、「晩春日記」、「諷詠詩人」、「星を撒いた町」の7編。

あらゆる年代から選んだ、まさに上林のオールタイム・ベストです。

だいだい色の継ぎ表紙の、大変美しい本です。

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夏葉社

http://natsuhasha.com/


不忍ブックストリートweek「こういう出版もあるんです。」

第49回西荻ブックマークにご出演いただいた島田潤一郎(夏葉社)さんが「不忍ブックストリートweek」に登場!

討ち死に覚悟で(?)一生懸命話します!お土産もあります」とのことです。

あちらこちらで本を出す 夏葉社+書肆吉成+サウダージ・ブックス
個性派小出版の三者による本の展示とトークイベント

あちらこちらで本を出す

復刊専門のひとり出版社として、古書店併設の書肆として、非営利のスモール・プレスとして、個性的な本を作る三者が考える、それぞれの出版とは。春のくつろいだ空気のなかで、三者が自社出版物をはじめオススメ本を持ち寄って展示し、本の魅力を存分に語り合います。

旧安田楠雄邸 千駄木5-20-18

http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/

4月29日(金・祝)12:00~19:00 入場無料

【トーク】こういう出版もあるんです。 17:00~

復刊、翻訳、小冊子での連載、再編集、書きおろしなど、本づくりの実話から、流通のあり方や地域に根ざした本の置かれる場所づくり、経営などつっこんだ裏話まで、さまざまな話が飛び出します。

出演 島田潤一郎(夏葉社)、吉成秀夫(書肆吉成)

※お知らせ 淺野卓夫さん(サウダージ・ブックス)は事情により出演できなくなりました。

参加費 1000円/定員 40名

予約・問い合せ yoyaku@yanesen.org 不忍ブックストリート ※件名「出版社トーク」。お名前、人数、電話番号を明記してください。

夏葉社 http://natsuhasha.com/

書肆吉成 http://camenosima.com/

サウダージ・ブックス http://saudadebooks.jimdo.com/

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不忍ブックストリートweek 2011 4月23日(土)~5月8日(日)

実行委員会企画


ご来場ありがとうございました!(第49回西荻ブックマーク「吉祥寺で出版社を営むということ」)

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西荻窪駅北口から徒歩1分の場所に、都内最古のビリヤード場「山崎ビリヤード場」があります。
2月27日、その2階をお借りして、出版社を営む3人の方々にお越し頂きました。
アルテスパブリッシングの鈴木茂さん、図書出版クレインの文弘樹さん、そして夏葉社の島田潤一郎さん。3社の共通点は、タイトルにもある通り、吉祥寺に事務所を置いていることです。
床がギシッときしむ、懐かしい昭和の雰囲気が漂う部屋に60人以上の方が集まりました。
ちょうど前日の朝日新聞の文化面(全国版)に、島田さんと文さんがご本人の写真とともに取り上げられた、という嬉しい話もあり、記事のコピーを皆で見ながら、この話題から始まりました。
島田 昨日は興奮した母に8時位に起こされて……過大評価以外の何物でもないです。注文は新たな所からは来てないです。この土日は落ちつきませんでした……。
 二、三の書店からメール注文がありました。あと、知人から数年ぶりに連絡がありました(笑)
鈴木 全国紙には2回広告を載せたことがありますけど、動きはほとんどゼロでした。でも記事に載ったら期待できますよね。
――スタートしてすぐに笑いが起こり、緊張がほどけます。続いて、吉祥寺という場所については一番古いという文さんからこんな話が。
 四谷から5年前に移転してきました。別に吉祥寺でなくてもよかったんですが、交通の便が悪いと、著者や友人も来ないだろうなと思い、結果として吉祥寺になりました。ところが思っていたより吉祥寺は家賃が高かったんです。坪1万円以上。四谷ではマンションの一室でしたが広かったものですから倉庫も兼ねていたんです。今は別の場所に倉庫を借り直している。まあ、経費削減にはなってないんです。
鈴木 もともと音楽之友社という出版社にいたのですが、同じく編集をやっていた木村という元同僚と二人で立ち上げました。登記上の本社は木村が住む稲城市にしてあります。最初は月曜社さんのように、それぞれの自宅をオフィスにしていたのですが、スタッフを一人雇い、またお客さんも呼びづらいということもあって、ネットでたまたま見つけたのが、いまの事務所兼ぼくの自宅です。住宅街の中のふつうの一軒家なんです。
島田 僕は駅から近いところに分譲マンションの1室を借りています。しょっちゅう、ブックス・ルーエ、リブロ、ブックファーストに行っています。神保町で毎日棚を眺めているのと、吉祥寺で毎日棚を眺めているのでは、つくるものが変わってくると思う。
鈴木 神保町はうちのスタッフが通勤するにはちょっと遠いんですよ。定期代もバカになりませんしね。それと新しい出版社なので、従来と違うイメージを持ってもらえればとも思ったんです。

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『関口良雄さんを憶う』復刊記念 西海孝×関口直人 ライブ

日にち 3月23日(水)
時間  19時開場/19時半開演
会場  古書ほうろう
出演  西海孝
     関口直人
入場料 2000円(飲み物持ち込み可)
※ご予約はお電話かメールで、古書ほうろうまで
03-3824-3388
E-mail:horo●yanesen.net
●を@にかえてください。
ご予約の際の件名は「3/23 西海孝・関口直人」で。
(お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)

『関口良雄さんを憶う』、夏葉社より復刻!

『関口良雄さんを憶う』1978年版

『昔日の客』著者・関口良雄の追悼文集
『関口良雄さんを憶う』が夏葉社より復刻!!

『関口良雄さんを憶う』
発行:夏葉社

ソフトカバー 72ページ 税込840円
ISBN:978-4-904816-02-8

「作家たちが綴る、『昔日の客』の著者の思い出。」

「関口君が死んだ。あれほど度々来てくれたのに、入院中は病院まで来てくれたのにもう一生来てくれることはないのだ。」と、嘆くようにして書く上林暁。「水瓶に花を活けた古本屋が他にもあることを私は知らない。」と清廉な文章で在りし日のことを振り返る野呂邦暢。朝日新聞をはじめ様々なメディアで紹介され、多くの書評家から絶賛された『昔日の客』の著者の思い出を、26人の作家、友人たちが綴ります。編集人は尾崎一雄と山高登。古き良き時代の追悼文集です。

オンライン書店ビーケーワン:関口良雄さんを憶う