ご来場ありがとうございました!(第54回西荻ブックマーク「本と怠け者と働き者」)

第54回西荻ブックマークの出演者は、9月上旬に初の文庫本となる『本と怠け者』(ちくま文庫)を出されたばかりの荻原魚雷さんと、その巻末解説を書かれた岡崎武志さん。
魚雷さんとは十数年来の知り合いである岡崎さんの巧みな進行のもと、魚雷さんの知られざる素顔が次々と明かされていきました。
まずは、魚雷さんの新刊『本と怠け者』の紹介から。
『ちくま』に連載していた当初は、怠け者をテーマにしていたわけではなかったそうですが、連載を振り返ってみると“怠け者”や“アル中”など“社会不適応”の作家の割合が多かったとのこと。
「作家の育った環境・境遇がその作風に与える影響について興味があります。山田風太郎が『人生の色調』と言っているんですが、彼の作品にも両親を早くに亡くしたことで得た視点が表れているように思います」

という魚雷さんのお言葉が印象的でした。

岡崎さんのリクエストで、『本と怠け者』にも引用されている石原吉郎の『世界が滅びる日に』を朗読する一幕も。
話題は一転して、魚雷さんの仕事観やユニークなアルバイト歴の話に。
「接客業は無理。『いらっしゃいませ』『ありがとうございます』を愛想よく言える人を尊敬する」
「図書館のデータ入力作業は天職だと思った。やっているうちに無の境地になれる。しかも、ノルマを終えた後は本を読み放題」
など、次から次に飛び出す魚雷さん節に会場からもたびたび笑い声が起こります。
その後も、酒好きになったきっかけについて、上京した頃のエピソードについて、22年間住んでいる高円寺での引っ越しについてなど、お二人のトークは淀みなく続きました。
休憩を挟んで後半は、お二人が持参した古本をご紹介していただくとともに、西荻漥の古書店「音羽館」でお二人がセレクトした均一本や直筆の色紙が抽選で配られました。
魚雷さんが色紙に認めた一言があまりに魚雷さんらしいので、ここに引用させていただきます。

ここではない どこか遠くへ行きたいが
どこか遠くに行くのは面倒くさい
即売会で大いに盛り上がった後は、東日本大震災後の話に。
震災当日は京都に出かけていたという魚雷さん。
携帯電話が通じない状況下で、出版社に勤めている奥さんに連絡をとるためにブックオフに駆け付けたというエピソードに、「何でブックオフやねん」と岡崎さんからツッコミが入ります。
「ブックオフは自分でも名案だと思ったんですよ」
という答えが場内の笑いを誘い、2時間のトークは幕を閉じました。
※何故ブックオフだったのかはお考えください。
魚雷さんの飄々とした魅力と温かさのある人柄を存分に堪能できた2時間だったのではないでしょうか。

(スタッフ:塚田)


「Book!Book!Sendai 2011」レポート

Book!Book!Sendai2011

全国各地で行われているブックイベント。

“6月の仙台は本の月”と称して、宮城県仙台市では「Book!Book!Sendai」が開催されました(5月24日~7月4日)。

震災後に危ぶまれた開催でしたが、実行委員の皆さんの熱意と頑張りで、盛り沢山の企画が「東北ブックコンテナ」を皮切りに次々と催されました。

その「ブックコンテナ」(5月26日~6月13日実施)の開催場所は、西荻ブックマークが義捐金を送った「book cafe 火星の庭」。

今回は「火星の庭」と、後半最大のイベント、「Sendai Book Market」(一箱古本市など)を訪ねました。

一箱古本市への出店はしていません。仙台を、実行委員の皆さんを応援したいという気持ちで、お客として行きました。

日帰りの参加でしたが、それでも充分楽しめました。

東京から出店した方々、そしてそれを見に行った方々(私たちと同じ気持ちで行かれたと思います)と会場でお会いしました。

写真でその様子をお届けしたいと思います。

※サムネイル画像をクリックすると大きな画像が別窓で表示されます。

スタッフ・加藤


ご来場ありがとうございました!(第53回西荻ブックマーク「西荻こけし祭り」)

「西荻茶散歩」2日目の6月5日(日)に開催いたしました

第53回西荻ブックマーク「西荻こけし祭り」、

本当にたくさんの方にご来場いただきました!

どうもありがとうございました!!

出演者・出店者のみなさん、ご協力いただいたこけし屋 さん・にわとり文庫さんに、

心より感謝いたします。

出店料および当日寄せられた募金を合計した

20,214円

KOKESHIEN! のご紹介により、東京こけし友の会 に寄付いたしました。

この寄付金は、同会を通じ、こけしの産地・東北への災害救援義援金として活用されます。

今回のイベントレポートは当日の会場写真をメインに構成しました。

この日のこけし屋の熱気をきっかけに、ホットなこけし愛の輪が、もっともっと広がりますように……!

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ご来場ありがとうございました!(第52回西荻ブックマーク「きのこと文学、詩、短歌とその周辺」)

第52回西荻ブックマーク

5月17日、日曜日。絵に描いたような五月晴れの青天のもと、第52回西荻ブックマーク「きのこと文学、詩、短歌とその周辺」が開催されました。

出演は『きのこ文学大全』(平凡社新書)の著者、飯沢耕太郎さん、きのこ偏愛歌人、石川美南さん、きのこ小説の作者、高原英理さんの3名です(出演者アイウエオ順)。

まさに、当代のきのこ文学界を代表する3名が一同に会した、きのこ文学にとって記念すべき一大イベントのはじまりでした。

飯沢耕太郎さんはきのこ柄の開襟シャツといういでたち。気合いのほどがうかがえます。

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西荻ブックマークが、東日本大震災復興支援のためにできること。

東京都内のブックイベント「西荻ブックマーク」が、
東日本大震災復興支援のためにできることは?

西荻ブックマークは「Book!Book!Sendai 2011」を応援します!

東日本大震災で被災した東北地方、その中心都市である仙台。

その仙台で、“6月の仙台”を“本の月”にするプロジェクト「Book!Book!Sendai」が、今年も動き出しています。

西荻ブックマークは、同じブックイベントとして「Book!Book!Sendai」を、そして、仙台という東北の「本の都」を、さらに、東北地方の復興を、微力ながら応援したい!と考えました。

その第一歩として、3月の第50回・4月の第51回も含めた、これまでの入場料を中心とした収入から、10万円を「杜の都を本の都にする会」に寄付いたしました。

今年6月の「Book!Book!Sendai 2011」を西荻ブックマークは応援します!

西荻ブックマークは、本好きにできる・本好きならではの、復興支援の取り組みを、今後も続けていきたいと考えています。

Book! Book! Sendai

» 「Book! Book! Sendai」についての詳細はこちらから

「Book! Book! Sendai」Webサイト

http://bookbooksendai.com/