ご来場ありがとうございました!(第57回西荻ブックマーク 山内悠スライドショー「夜明け」)

第57回西荻ブックマーク

第57回ブックマークは、NBMでは初の写真家さんに来ていただきました。
富士山の山小屋から夜明けの写真を、足掛け4年、フィルムカメラで撮影された山内悠さんです。
開演前からお客様とおしゃべりしをしながら、なごやかな雰囲気ができあがっていました。
札幌からと、九州から、写真展をご覧になって今回東京へいらした方も。
遠いところ、足を運んでいただきありがとうございました!
まずは、スライドで写真をみながらスタート。写真集に入っていない写真も含めた数十枚のスライドを、みなさんしん、として見入っていらっしゃいました。
そして山内さんがお話を再開。
なぜ、この巡回展をやろうと思ったのか、全国をまわりながら出会った不思議な偶然(必然?)の話をまじえ、フランクな話し方の中にも熱い思いが伝わってきました。
写真のもつパワーに人が惹かれていく様を聞くのは大変おもしろく、感慨深かったです。
「この写真をみることで、宇宙を感じ、その宇宙の一部として人間が生きているんだ、ということを感じてほしい。
一人でも多くの人がそういう感覚、意識をもってくれたら、新しい時代が迎えられるんじゃないか」
そういう気持ちもこめて、写真集「夜明け」という名前にされた、という話も。
休憩をはさんで、富士山7合目の山小屋での生活をとったビデオをみながら、山で暮らすというのはどういうことなのか、というお話。
高度2000メートルを超す 生物が生きることができない場で生活する人の知恵と、工夫。
人間の係わりが深くなっていく事により生じる問題など、多岐にわたる話をしていただきました。
ユニークなビデオに会場はたびたび笑いに包まれました。
宇宙全体からみたら人間の営みはほんの表層でしかない、ということを写真をみる事で感じてほしい、と。
ここでもまた 自分たちの足元を見直すことができるといい、という山内さんのメッセージが伝わってきます。
あっという間に時間がすぎ、親しみのあるトークに始終にこやかでアットホームな回にしていただきました。
来年、また富士山でのスライドトークを考えているとの事。
ぜひ、自分たちしかいない雲の上の体験をみなさんもしてみて下さい!
詳細、お知らせは決まり次第、山内さんのHPにのるとのことです。
また、版元売り切れの写真集は、年明けに装丁も新たに発売されるとのこと。
こちらも要チェックです!
最後になりましたが、忙しい年の瀬にいらして下さったみなさま、ありがとうございました!

(スタッフ:大槻)


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