築添正生『いまそかりし昔』

いまそかりし昔

第37回「読むこと・歩くこと・書くこと」に出演された京都の扉野良人さんのりいぶる・とふんから、築添正生遺稿集『いまそかりし昔』が刊行されました。

栞に平出隆さんも寄稿されています。

西荻でも古書 音羽館にて販売中です。
【2012/11/11追記】音羽館での販売は終了しています、版元でも品切とのことです。

築添正生『いまそかりし昔』
りいぶる・とふん 定価2800円(税別)
築添正生(つきぞえ まさみ、1944-2010)

金工家。母は平塚らいてう・奥村博史の長女・曙生(あけみ)。『いまそかりし昔』には祖父母に関する文章も収録されている。



「化け見世・参」

第5回「日本物怪観光の妖怪図鑑」に出演された日本物怪観光さん参加、お化けの百貨展「化け見世」第三弾の
お知らせです。

「化け見世・参」DM

「化け見世・参」DM

「化け見世・参」
2011年3月18日(金)~28日(月)
12:00~19:00(最終日17:00) ※火曜定休
参加作家 茶柱立太+日本物怪観光+ポンチ定食

「お化けと遊ぶ・お化けを楽しむ」をコンセプトに、

来て見て遊んで楽しいお化けの百貨店、第三弾!

会場 : 東中野ビタミンTee http://www.vitamin-tee.com/



第50回西荻ブックマーク:開催について

東日本大震災による被害に遭われた皆様に、
心からお見舞い申し上げます。

【3/18 19:45追記】
会場(ビリヤード山崎)所在地の杉並区西荻北3丁目が計画停電区域から外れたため、明日19(土)の第50回nbm開演中に計画停電に入る可能性はなくなりました。
» 杉並区 区からのお知らせ – 計画停電について

ご予約いただきました皆さまへ
 

~第50回『古本屋ツアー・イン・ジャパン』がやって来る!開催予定のお知らせ~

 

第50回西荻ブックマーク
『古本屋ツアー・イン・ジャパン』がやって来る!
のお申込みをいただきありがとうございました。
さてこの度の東北関東大震災により、都内各地におきましても
直接の地震のほか、交通網の乱れや計画停電の影響などにより
不安定な日常が続いております。
週末のさまざまなイベントも各地で中止、順延がアナウンスされており、
19日土曜に迫りましたこのイベントの開催可能性を、
ここ数日探っていたところでございます。
今回確かにいろいろな障害があり、事態は流動的でございますが、、
現時点では中止の決定的な理由はないと判断し、
日程通りの開催をいたします。
出演者のお二人も、このような状況でもやる気満々でございます。
ただし、ご予約された皆さまにおかれましては、
どうか決して無理をせずご来場ください。
当日のキャンセルにつきましても
今回は事前連絡の必要はございません。
また会場の「ビリヤード山崎」(杉並区西荻北3-19-6)は
計画停電のエリア内にはいり、第一グループに指定されております。
ただ、15日火曜現在まだこちらでは実際に停電が実施されず、
週末の3連休は実施されないとの話がございます。
しかし、もし仮に計画停電があり、残念ながらイベントの時間帯に
停電が実施される場合、前日までに停電予告の連絡をさせていただきます。
万が一、その際には超節電対策(最低限の照明はこちらが用意いたします)として
各自で懐中電灯などをお持ちいただくと助かります。
ただし決してロウソクなどの火元となるような物はお持ちにならないでください。
先ほども申しましたように、事態は流動的です。
開催日までに突発的な事態がないとも限りません。
その際にはまた連絡させていただきます。
みなさま、どうぞよろしくご了承くださいませ。
そしてどうか楽しみにしておいてください。

西荻ブックマーク 同人
古書 音羽館 広瀬洋一


第50回西荻ブックマーク

2011年3月19日(土)
「『古本屋ツアー・イン・ジャパン』がやって来る!」

出演:
小山力也(「古本屋ツアー・イン・ジャパン」管理人)
岡崎武志(書評家、古本ライター )

会場:ビリヤード山崎2階

開場:16:30/開演:17:00

料金:1500円

定員:50名

要予約

第50回を迎えた西荻ブックマークに、あの人気ブログ!の管理人が登場いたします。ブログの性格上なかなか素性を明らかにしていただけませんでしたが、遂に「岡崎武志さんとなら」という条件付きでここに実現いたしました。岡崎さん命名の「業界の間宮林蔵」=「古ツア」さんに、最果てのお店を訪ね歩く、飽くなき情熱はどこから来るのかお伺いしたいと思います。

ご来場ありがとうございました!(第49回西荻ブックマーク「吉祥寺で出版社を営むということ」)

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西荻窪駅北口から徒歩1分の場所に、都内最古のビリヤード場「山崎ビリヤード場」があります。
2月27日、その2階をお借りして、出版社を営む3人の方々にお越し頂きました。
アルテスパブリッシングの鈴木茂さん、図書出版クレインの文弘樹さん、そして夏葉社の島田潤一郎さん。3社の共通点は、タイトルにもある通り、吉祥寺に事務所を置いていることです。
床がギシッときしむ、懐かしい昭和の雰囲気が漂う部屋に60人以上の方が集まりました。
ちょうど前日の朝日新聞の文化面(全国版)に、島田さんと文さんがご本人の写真とともに取り上げられた、という嬉しい話もあり、記事のコピーを皆で見ながら、この話題から始まりました。
島田 昨日は興奮した母に8時位に起こされて……過大評価以外の何物でもないです。注文は新たな所からは来てないです。この土日は落ちつきませんでした……。
 二、三の書店からメール注文がありました。あと、知人から数年ぶりに連絡がありました(笑)
鈴木 全国紙には2回広告を載せたことがありますけど、動きはほとんどゼロでした。でも記事に載ったら期待できますよね。
――スタートしてすぐに笑いが起こり、緊張がほどけます。続いて、吉祥寺という場所については一番古いという文さんからこんな話が。
 四谷から5年前に移転してきました。別に吉祥寺でなくてもよかったんですが、交通の便が悪いと、著者や友人も来ないだろうなと思い、結果として吉祥寺になりました。ところが思っていたより吉祥寺は家賃が高かったんです。坪1万円以上。四谷ではマンションの一室でしたが広かったものですから倉庫も兼ねていたんです。今は別の場所に倉庫を借り直している。まあ、経費削減にはなってないんです。
鈴木 もともと音楽之友社という出版社にいたのですが、同じく編集をやっていた木村という元同僚と二人で立ち上げました。登記上の本社は木村が住む稲城市にしてあります。最初は月曜社さんのように、それぞれの自宅をオフィスにしていたのですが、スタッフを一人雇い、またお客さんも呼びづらいということもあって、ネットでたまたま見つけたのが、いまの事務所兼ぼくの自宅です。住宅街の中のふつうの一軒家なんです。
島田 僕は駅から近いところに分譲マンションの1室を借りています。しょっちゅう、ブックス・ルーエ、リブロ、ブックファーストに行っています。神保町で毎日棚を眺めているのと、吉祥寺で毎日棚を眺めているのでは、つくるものが変わってくると思う。
鈴木 神保町はうちのスタッフが通勤するにはちょっと遠いんですよ。定期代もバカになりませんしね。それと新しい出版社なので、従来と違うイメージを持ってもらえればとも思ったんです。

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